富士登山が初めての人の中には「登山にハマった!」という人も決して少なくはなかった。ならば、是非とも本格的な登山ということで、その名前のとおり、「富士山の次の高さ」の山やオススメの人気の山を紹介しよう。
なお、富士山と他の山の登山には大く違う面は数多い。どの山に行っても間違いなく、富士山のように山小屋がたくさんあるわけではない。その点を把握しながら、あとは経験者やガイドブックを参考にしながら、ぜひ安全・安心な登山を楽しんで欲しい。

季節とコースを選べば困難ではないが、初心者にはちょっと厳しい
| 体力度 | ★★★★★ |
| 技術度 | ★★★★ |
| コース時間 | 広河原登山口から山頂まで10時間程度。 最低でも1泊2日は必要 |
| ポイント | 季節とコースと準備をしっかり行えば、登頂成功は決して不可能ではない! |
日本で一番目は富士山、2番目は? と聞かれて答えられる人は決して多くはない。日本第2の高峰は南アルプスの北岳だ。山頂付近に2つの山小屋があるので、事前の準備と季節とコースを選んで計画を立てれば、健康であれば登頂はそれほど困難ではない。
夏の雪渓やお花畑、沢を流れる清らかな水など、富士山にない美しさを体験できる。なお、日本で4番目の高さを誇る間ノ岳(3,189m)も、北岳から3~4時間の距離。一挙に日本の最高峰群を制することもできる。

豪快、重量感、荒々しさ、ふんどしを締めてかかるべし!
| 体力度 | ★★★★★ |
| 技術度 | ★★★★★ |
| コース時間 | 2泊3日が一般的 |
| ポイント | 登山経験は必須。山頂近くに行くだけでもオススメ! |
日本のアルピニズムの聖地「ホタカ」は、登山経験者・初心者を問わず憧れの山。奥穂高岳を主峰とし、涸沢岳、北穂高岳、前穂高岳など、3000メートル級の岩峰群が連なり連峰をなしている。
豪快で重量感のある崇高な山容、荒々しい岩壁や雪渓、氷河地形に展開するお花畑と秋の紅葉など、魅力に溢れる、わが国を代表する名峰。涸沢まで行って、近くでその豪快な山容を見るだけでも十分に穂高を堪能できる。

山頂へのルートは確かに厳しいが、経験が浅くてもアタック可能
| 体力度 | ★★★★★ |
| 技術度 | ★★★★★ |
| コース時間 | 2泊3日が一般的 |
| ポイント | 日本のマッターホルンと言われるほど、美しい山容。体力と技術は必要だが、決して不可能ではない。 |
「槍」という名前のとおり、先端が尖っている山容は、アルピニスト憧れの山だ。憧れだけあって、その道のりは決して平坦なものではない。最も一般的なルートである上高地からのアタックでも、2泊3日が一般的な工程で、かなりの時間を要する。
その間の道のりは、荒々しい岩肌、雪渓、その周囲に広がるお花畑と、山の美しさを十分に堪能できるはずだ。
山頂までの最後の道のりはかなり手強く、恐怖感も高いが、経験が浅くても何とか乗り切れるルート。登山をやるなら、やはり槍には一度は行っておきたい。

ベテランから初心者、長期でも短期でも誰もが楽しめる
| 体力度 | ★★★ |
| 技術度 | ★★★ |
| コース時間 | コースによって様々だが、日帰りも可能 |
| ポイント | 誰もがあこがれる、世界自然遺産の島。海アリ、山アリで、季節に応じたさまざまな楽しみ方ができる。 |
苔が覆う森がなす北部と、3000mに届く岩稜の南部。「八ヶ岳」は名前のとおりいくつものピークが連なり、南北で異なる山容が特徴だ。その最高峰は赤岳だが、八ヶ岳は「高さ」ではなく、その自然美と山容を楽しんで欲しい山域だ。
季節に応じて初心者から経験者まで楽しむことができるのも八ヶ岳の魅力であり、「富士山の次」にはオススメの山と言えるだろう。