次に行きたいところと聞いたときに「次も富士山に行きたい」と言う反面、「次はもっと楽なところで」「低い山で修行してからもう一回行きたい」という意見も多かった。大いに楽しみ、大いに満足した反面、もっと気楽な山旅をしたいという人が多かった。
では、人気の高かった「屋久島」や「白神山地」などは、果たして気楽な山旅となるのだろうか? ということで、富士山の前にも後にも、富士山ナビ編集部が自信を持って楽しめる山旅を下記に紹介しておこう。

海に行っても、山に行っても楽しさ満載! 一度行けば病み付き必至
| 体力度 | ★★★(下記コースの場合) |
| 技術度 | ★★(下記コースの場合) |
| コース時間 | 縄文杉往復は9時間程度 |
| ポイント | 誰もがあこがれる、世界自然遺産の島。海アリ、山アリで、季節に応じて楽しめる。 |
| 参照Web | 屋久島ナビ |
山と溪谷社が行った富士登山経験者アンケートでは、次に行ってみたいところダントツの1番人気は屋久島。日本には世界自然遺産が3つあるが、その中でも常に1番人気。そんな屋久島の代名詞と言えば「縄文杉」だが、それ以外には何がある? 何が楽しめる?
ひとまず難しい説明はなしに、「富士山ナビ」の兄弟サイト「屋久島ナビ」へGo!

手付かずの大自然と静寂な雰囲気が訪れる人々を魅了
| 体力度 | ★★(下記コースの場合) |
| 技術度 | ★★(下記コースの場合) |
| コース時間 | 知床五湖周遊で90分程度 |
| ポイント | 北海道・知床の秋は早い。防寒対策を十分に。ヒグマ出没情報は知床センターへ |
陸と海との食物連鎖と、保護された自然環境を評価され、2005年7月に世界自然遺産登録された知床半島。自然探勝地としてよく知られる知床五湖のほかにも、オシンコシンの滝、フレペの滝など、スケールの大きな景色が、ちょっとしたトレッキングでも楽しめる。
さらに足を延ばせば、温泉から流れるカムイワッカ湯の滝、ヒグマも出る羅臼岳なども楽しめるほか、半島周辺でのシーカヤック、冬には流氷ツアーなど、アウトドアアクティビティーが盛りだくさんだ。
富士山とは対照的に緑が豊かで動物も多い。ヒグマやエゾシカの大型動物をはじめ、動植物、野鳥の種類も多く、スケールの大きな、まさにウィルダネスの世界と言えるだろう。

簡単ハイキングから本格登山まで大自然の満喫度もイッパイ
| 体力度 | ★★(下記コースの場合) |
| 技術度 | ★★(下記コースの場合) |
| コース時間 | 二ツ森山頂往復で2時間程度 |
| ポイント | 北海道・知床の秋は早い。防寒対策を十分に。ヒグマ出没情報は知床センターへ |
青森県と秋田県の県境に位置する白神山地は、1993年に屋久島とともに、日本で最初の世界自然遺産登録地となった場所として有名だ。広大な白神山地の自然、特に貴重なブナの原生林は世界に類をみないほど見事なものだ。
白神山地の巨大な山塊を楽しむためには、青森県側、秋田県側にそれぞれ探勝地がある。青森県側からは、十二湖、天狗岳、暗門の滝、白神岳。秋田県側からは、二ツ森、田苗代湿原、小岳と分かれている。
手付かずの自然ということではなく、人が山や森を利用してきた歴史も古く、マタギの生活文化に触れたり、山菜やきのこなど、山の幸を味わうことも白神の楽しみのひとつ。ポイントポイントで楽しみ方が異なるので、何を見たいのか、どんな体験がしたいのかは、ガイドブックを手にじっくり検討しよう。

湿原、ミズバショウ、少しの徒歩で最高の景色に出会えます
| 体力度 | ★★(下記コースの場合) |
| 技術度 | ★★(下記コースの場合) |
| コース時間 | 鳩待峠⇔尾瀬ヶ原三又⇔山鼻で5時間弱 |
| ポイント | 07年に尾瀬国立公園として独立した、群馬・福島・新潟の県境に広がる大湿原。標高1600mの尾瀬ケ原の一般的なハイキングシーズンは10月上旬まで。計画を急げ! |
福島県、群馬県、新潟県の3県の県境に位置し、至仏山、燧ケ岳という2つの名山と、尾瀬沼、そして標高1600m付近に広がる広大な湿原で構成される尾瀬。
尾瀬といえば湿原に敷かれた木道やミズバショウというイメージが強いが、その景色を味わえる期間は以外に短く、5月中旬から11月中旬くらいまで。その他の期間は雪に閉ざされてしまう。そんな厳しい環境だからこそ、美しい自然や貴重な花や野鳥が残されているのだ。
ゴミの持ち帰り運動や自然保護運動が日本で最初に行われた尾瀬。首都圏から比較的近く、整備も行き届き、最短で1時間程度の徒歩で美しい湿原に出会えるので、入門としては最適だ。

都心からわずか1時間、季節を通して楽しめ、何度行っても飽きない場所
| 体力度 | ★ |
| 技術度 | ★ |
| コース時間 | 高尾山麓から高尾山6号路経由、高尾山頂で90分 |
| ポイント | 都民の憩いの高尾山は、アクセスもよく通年楽しめる。コースも豊富で、それぞれ趣きも異なる。登山の入門にぜひ。 |
東京都民にとって、もっとも身近に山の大自然を味わえるところと言えば、高尾山が思い浮かぶはずだ。新宿から特急で40分ほど、京王線の高尾山口駅に立てば、入山口は目の前。四季を通じて自然に触れることができる。
あの「ミシュラン」ガイドブックで三ツ星の観光地と評価されるなど、その実力は標高わずか599mとは思えないほどだ。
春から夏にかけては、多くの種類が見られるスミレをはじめ、高尾山でしか見られない花も数多い。夏の夜は東京都の夜景とビアガーデンを楽しめ、秋は落葉広葉樹が色づく紅葉、冬には山頂付近から富士山に日が落ちる「ダイヤモンド富士」が見られるなど、身近にあって季節を問わず楽しめる。
詳細は、「高尾山ナビ」を確認しよう!
登山口別コースガイドや、山頂の山小屋に設置されたQRコードから取得できる登頂認定証など、携帯ならではのサービスを用意。ぜひ「山と溪谷モバイル」にアクセスしてみてください。
※「富士山に登ろう2010」のコーナーについては、パケット通信料がかかります。また、一部コーナーでは別途情報料がかかります。